お客様と振り返る10年(第2回) つみたて投資の継続で見えた長期投資のコツ
ひふみ投信10周年記念
ひふみ投信10周年記念コンテンツ「お客様と振り返る10年」です。
前回に引き続き、設定から現在までの10年間、ひふみ投信をお持ちいただいているお客様にインタビューをさせていただきました。
第2回目のインタビューは、奥様が藤野の大ファンだという埼玉県にお住まいのK様。設定当初のひふみのエピソードも交えながら、この10年間を振り返ります。
聞き手:ダイレクト営業部 石川祥子、山崎孝
正直、最初の1年くらいはとても不安でした
―――ひふみ投信との出会いを教えてください。
もともと、僕はITバブルが終わった2005年あたりから個別株の投資を始めていました。当時は、「周りが株をやっているから自分でもやろう」という軽い感覚で始めたのですが、2006年ぐらいに日経平均が大きく下がり、含み損を抱えてしまい、自分には向かないなと思っていました。
その理由としては、やっぱり個別株を取引するとなると、銘柄を調査する時間やマーケットを頻繁にチェックすることが必要なってくるので、会社勤めをしているとそういった時間が限られてきてしまうからです。
そんなときに、たまたまテレビで藤野社長が出ていらっしゃったんですよ。長期保有のお客様に還元する投資信託を始めるという話を聞いて、「こんなの聞いたことないな」と思い、レオスに口座開設をしました。
―――実際にひふみ投信を購入してみて、いかがでしたか?
正直、最初の1年くらいはとても不安でした。純資産総額も大きくなかったので、途中で償還されちゃうんじゃないかとも考えていたんですよ。信託報酬も1%程度ですし、ある程度の残高まで成長しないと、ビジネスとして成り立たないんじゃないかなぁと。
だから、昔を知っている人間からすると、ここ数年で残高がここまで伸びて、びっくりしていますよ、本当に(笑)
―――ご不安に思っていながらも保有いただいた理由は何だったのでしょうか。
無理のない金額として毎月1万円でつみたて投資をしていたというのが大きいと思います。ただ、今になって思うと、つみたての金額を上げておけばよかたなぁと思ったりもしますが、そうしてたら途中で売却していたかもしれませんね。
それから、当時はWebサイト上で売却できず、電話で解約申請が必要でしたので、売却するハードルが少し高かったのもあるかもしれません(笑)
実は、妻も藤野社長の大ファンなんですよ。「カンブリア宮殿」の放映を見たのがきっかけらしいのですが、投資先にしっかり足を運んで調査をするという職人気質な部分がとてもよかったとのことでした。WBSのコメンテーターとして出演している際も、他の出演者の方は難しい話をする中で、藤野社長は素人にもわかりやすいと言っていましたよ。投資信託を選ぶ上で、そういったファンドマネージャーの人柄や姿勢なども、とても大切だと夫婦で考えています。

つみたて投資でリスクをコントロール
―――設定当初から現在までつみたて購入をされていらっしゃいますが、つみたて購入を選ばれた理由はありますか?
僕は、他の投資信託も、当初からずっとつみたて購入でしたね。まとまったお金がなかったということもありますし、無理のない範囲で毎月積み立てて長期保有をすれば、そこまでひどい結果にならないと思っているんです。もともと、退職後の何かの足しになればいいかなと思っていたので、長い期間かけてで運用しようと思っていました。
―――10年間の投資のご経験の中で得られた、長期投資に対する思いはどのようなものでしょうか?
またリーマンショックのような下落相場がきたら、下手したら資産が大きく減る可能性はあるかもしれません。でも、リーマンショックの時に売らずにずっと保有していた人は、今プラスになっていますよね。
短期でしか投資をしない人は、「どのタイミングで買い、どのタイミングで売るか」を考えるのでしょうが、個人でそのタイミングを見極めるのは難しいと思います。なので、つみたて投資を継続することで、リスクを下げながら増やしていけるということが長期投資の肝かなと思います。
―――ひふみ投信を評価いただいている点を教えてください
インデックスファンドを中心に他の投資信託にも投資していますが、アクティブファンドはひふみ投信だけなんです。
ひふみ投信は、運用者の藤野社長の人となりがわかるということがとても大きいですね。アクティブファンドこそ、誰が責任を持って運用しているか顔が見えることが大切だと思っています。

もちろん、成績がよいことも評価しています。特に上昇局面で、明らかにインデックスを上回るパフォーマンスで勝っていたので、これはなかなかすごいことなんだろうなと思います。
あと「資産形成応援団」は面白いっていうか、ちょっとうれしいです。このサービスが始まった時には、本当にサービスを持続できるのかなと疑っていましたけど、しっかり還元して頂きました。長期的な将来が見えない中で、長期保有の顧客に利益還元をコミットするって、すごい話だと思います。
でも、結局は冒頭の妻の話ではないですけれど、ファンドマネージャーの人柄ですかね。藤野社長やひふみ投信は、妻が投資のことを勉強するきっかけになったようです。そういうファンドマネージャーにはなかなか出会わないですよね。今日の取材のことを妻に話したら「偉い!10年偉い!」と絶賛されました(笑)
―――ご夫婦で応援いただきありがとうございます。お客様の長年の応援があって走ってこられた部分があります。これからの10年間も変わらずに、お客様の資産形成のパートナーでありたいと思います。本日はありがとうございました。
25周年目くらいに、僕がひふみを持っていたら、また呼んでください。
ひふみ投信10周年記念
※当記事のコメントは、個人の見解であり、市場動向や個別銘柄の将来の結果をお約束するものではありません。
ならびに、金融商品等の売却・購入等の行為の推奨を目的とするものではありません。