ひふみを紡ぐひとたち(第2回)素早く正確に 安心を届ける投信計理の仕事

ひふみ投信10周年記念

ひふみ投信の特徴のひとつとして「顔の見える運用」があります。

投資信託はお客様の大切なお金をお預かりして誰かが運用しているのにもかかわらず、その名前を公表している商品はほとんどありませんでした。わたしたちの顔をお客様にも知っていただくことで、少しでも安心につなげていただきたいと考えています。

ひふみといえば、ファンドマネージャーの藤野の顔が一番に出てくるかもしれませんが、実は投資信託は、ファンドマネージャーやアナリストによる運用や企業調査以外にも、その他の多くの業務で成り立っています。

今回は、運用や企業調査以外で、ひふみを運営するにあたって欠かせない業務をみなさまにご紹介するため、運用初期から在籍している3名にインタビューをしました。

3回シリーズで「ひふみを紡ぐひとたち」のインタビューを公開します。


「ひふみを紡ぐひとたち」の第2回は、業務部の齋藤です。

左から、業務部 齋藤光代、ダイレクト営業部 石川祥子、トレーディング部 岡田雄大

【プロフィール】
業務部
齋藤 光代(さいとう みつよ)

証券会社で主に個人のお客様へ投資信託の販売をし、他業界への転職を経て、2008年8月レオス・キャピタルワークスに入社。コミニケーション・センターでお客様対応に従事し、2009年7月から業務部。

世界遺産巡りが好きで、いつかペルーのマチュ・ピチュを訪れたいと思っています。

正しくできて当たり前の仕事

――業務部ってどのような仕事をする部署でしょうか。

投信計理(とうしんけいり)を行なっています。経理と違って、“ごんべん”の計理はあまり馴染みのある言葉ではないのですが、投資信託を会社に置き換えて考えると、業務部は会社の経理機能を担っているイメージです。

業務の内容でお客様にもっとも身近に感じていただけるのが、お客様がひふみ投信等をご購入・売却する際の元となる基準価額の算定です。基準価額は、お客様からご入金いただいた現金、そして保有している株式の当日の株価(終値)、そして当日トレーダーが行なった株式の売買の結果を計上し、お客様からお預かりした資金全体がいくらになっているかによって算出されます。証券取引所が開いている日は毎日算出されるので、これを、いかにお客様にできるだけ早くお伝えできるように、そして当たり前のことですが間違いがないように業務を行なうことがわたしたちの仕事です。

また、ファンドマネージャーがファンドを運用する際の基礎情報(たとえば、ファンド内に株式を買えるお金がいくらあるのかなど)を伝えるのも業務部の仕事のひとつです。誤った数値を出さないということが重要です。

それ以外にも、ひふみシリーズをお持ちいただいているみなさまにお渡ししている運用報告書や有価証券届出書の作成なども行なっています。


――ひふみ投信のお客様やファンドマネージャーへの情報の橋渡しをしているんですね。

そうですね。そのため、業務部の仕事は「正しくできて当たり前」の仕事だと思っています。できて当たり前だからこそ、大きなミスがあった場合には、レオスやひふみの信用をなくしてしまうということを常に肝に銘じています。普段は楽しく仕事をしていますが、どんなミスが生じた場合にもそれがどのような影響があるのかを常に考えます。些細なミスが致命的なミスにつながることもあるためです。この考えは、同じ業務部のメンバーにも徹底しています。

 

――徹底した考えの根底にあるものは何でしょうか。

お客様にひふみ投信を長く安心して持ち続けていただきたいという思いが一番強いですね。 

私は新卒で証券会社に入社し個人営業をしていました。しかしながら、お客様から聞く言葉からも、また、自分自身も、投資や投資信託について良いイメージを持てませんでした。

レオスに入社して、ひふみ投信を通じて、身の回りには誰かの投資によって成り立っているものがたくさんあること、それによってわたしたちの生活が豊かになったり便利になったりしているということを感じ、投資に対するネガティブなイメージは払拭されました。投資に対するイメージを大きく変えたひふみ投信だからこそ、みなさまには安心して保有していただきたいと思っています。

投資の魅力や楽しさを伝えていきたい

――今後の目標があれば教えてください。

レオスで働く中で、私自身が投資に対するイメージを180度変えることができたからこそ、この気持ちを多くの方と共有したいという思いがあります。今後はまだ投資を知らない方に投資の魅力や楽しさを伝えていきたいです。特に、小さなお子様には、自然と楽しく投資が身に付くようなことを提供していきたいです。

誰かにお菓子をあげてありがとうと言ってもらうとか、そういったことも投資なんだよと伝えるところから、投資を通じて社会とかかわり、豊かな人生をつくることができるということを感じてもらいたいです。そして、その人生にひふみがかかわることが出来たら、すごく嬉しいことだと思います。

 

――最後に、お客様にメッセージをお願いします。

いつもひふみ投信にたくさん愛情を注いでいただき本当にありがとうございます。

この10年はさまざまなことがありましたが、いつも応援してくださるお客様がいることが嬉しく、そして感謝の気持ちでいっぱいです。次の10年もみなさまと一緒に歩んでいけるように、わたしたちも成長、努力をしていきます。

(ひふみを紡ぐひとたち 第3回 に続きます)

前回: ひふみを紡ぐひとたち(第1回) 職人技のトレーディングで資産形成に貢献する


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