第六回 ダイフク様 滋賀事業所(その1)

ひふみの社会科見学レポート

第6回ひふみの社会科見学で、ダイフクさんの滋賀事業所に行って参りました。
6月20日(金)AM10:20
朝からお天気に恵まれ、お客様を乗せたバスが近江八幡駅を出発、約30分かけて滋賀事業所に向かいます。これまでの会もそうでしたが、ひふみの社会科見学は、ご夫婦やお友達とのご参加いただくお客様は何組かいらっしゃるものの、ほとんどのお客様がお一人でのご参加です。でも、そこは参加条件にもなっている「ひふみ投信をお持ちのお客様」。初対面でも「ひふみ投信」をネタに、徐々に打ち解けていきます。
マテリアルハンドリングの総合展示施設「日に新た館(ひにあらたかん)」に到着。
まずは森本館長のお話しを伺います。

ダイフクという社名の由来や(大阪と福知山に工場があったから「大福(ダイフク)」と名付けたそうです)、日に新た館や滋賀工場などをご説明頂き、VTRにて会社概要や歴史について学びます。

そもそもマテハンとはいったい何でしょう?
ウィキペディアで検索すると、次のように説明されています。

マテリアルハンドリング (material handling) は、生産拠点や物流拠点内の原材料、仕掛品、完成品の全ての移動にかかわる取り扱いである。現場では「マテハン」と略される。
移動にかかわる取扱い? 
何やらモヤモヤ感を残しつつも、いよいよマテリアルハンドリング(以下マテハン)の見学スタートです。

まずは、自動車生産ラインから見学します。
各人にイヤホンが貸与されるので、ガイドを行ってくださる方の説明もクリアに聞き取ることができます。

自動車をゼロから生産し、出荷するまでにはプレス・溶接・塗装・組立など、いくつかの工程があります。
実際に自動車を作る工場では、それらの工程はコンベヤなどによる流れ作業で行われています。ダイフクさんでは自動車の製造工程間を移動させるための搬送設備を生産しているのです。
国内をはじめ海外の自動車のメーカーの生産ラインにダイフクさんのコンベアが組みこまれているそうです。

こちらは、次世代型自動倉庫「シンクロナイズドシステム」です。

高さ6m、幅20mの仮想倉庫からモノを取り出し、クレーンがうなりをあげて物凄いスピードで移動する様は圧巻です。
分 速400mで動くクレーンは一時間で最大800ケースの出入庫能力があるのだとか。人の手で倉庫からモノを出し入れするのとは、そのス ピードと正確性、そして安全性などが違います。

インターネットやスマートフォンの普及などにより、特に流通の場での物流量は大きく変化しました。
また、消費者の元にお届けするスピードも要求されるため、いかに「注文どおりの商品」を「早く」「安全に」お届けするかが、提供する側のサービスレ ベルを左右する時代です。
一方で提供する企業側は、在庫で抱えるアイテムの数が増え、小口化が進んでいます。(かく言う私も、アクセサリーや化粧品を一つだけネットで購入ということもしばしばあります)特に流通系物流センターでは、より高能力化、高精度化した在庫管理、ピッキング、出荷システムが求められているというのも頷けます。

そのニーズに応え、進化した仕組みを提供しているのが、ダイフクさんです。

(その2) に続きます 


june.26,2014