第11回ひふみの社会科見学inティア

ひふみの社会科見学レポート

今回は、「日本で一番『ありがとう』と言われる葬儀社」を目指す株式会社ティアさんにご協力いただき、「ティア越谷」にて施設見学とともに会社説明会を開催しました。
株式会社ティア
全面鏡で覆われた葬儀会館でお葬式勉強会からスタートです!
近年、“人生のエンディングを考えることで、今をより自分らしく生きる活動”としての「終活」が注目されるようになり、生前に自分の葬儀について考え、財産や相続について計画を立てる方が増えているといいます。
しかし、葬儀についての関心が高まるに従いトラブルが増加。
悲しみの境地の中でさまざまな決断を迫られる「葬儀」の実状をみてみると、葬儀社主導で進むことも少なくないようで、「無断で棺桶や祭壇、献花がアップグレードされ、追加料金を請求された。」、「葬儀の事前に打ち合わせの時間がほとんどなく、故人の想いを反映させた葬儀を実現することができなかった。」など、約3,000件の苦情が毎年国民生活センターに寄せられているのだとか。
株式会社ティア

そんな中、ティアさんではお客様に葬儀についての理解を深めて頂くため、全国の葬儀会館でお葬式勉強会を定期的に開催しています。
後悔しないお葬式を行うために、「事前に何を準備しなければならないのか」「トラブルを防ぐ為に注意すべきこと」を具体的に教えて頂きました。

お客様が納得のいく葬儀を実現するためは、葬儀に係る費用を生前に把握し、どのような葬儀にしたいかを十分に検討することが大切なんだって。
お葬式勉強会の後は、「ティア越谷」で実際に出されている精進料理を食べながら、人財育成や今後の展開について説明していただきました。
株式会社ティア

ティアさんの社名の由来は英語の「涙(TEAR)」。
ご遺族の悲しみの涙を一滴でも和らげたいという想いが込められています。

その想いを実現するためにティアさんが大切にしていることは「人財育成」です。
ティアアカデミーと呼ばれる教育プログラムを設け、サービスやマナー、葬儀に関する知識・技術を教えるだけでなく、冨安社長自らが企業理念や、生きる事、仕事の意味を語り続けています。

株式会社ティア
人生でたった一度しかない大切な葬儀を、お客様と共に創り上げるため、故人様の想いやご遺族の想いを汲み取ることに全力を尽くすためには、人財育成が大切なんだね。
名古屋では有名なティアさん。関東での営業活動は知名度が低く当初は困難を極めたそうです。しかし、首都圏での葬儀件数はこの2年で5倍へ。今後は全国に出店を続け、中長期的に直営とフランチャイズ含め葬儀会館を200店展開することを目標としているそうです。
そのためにティアさんが実践していることは「街の一員になる」ことです。
街の住民の皆さんの最期の「看取り」のお手伝いをするために街の一員になることは、シンプルですが簡単なことではありません。「葬儀当日に、故人様が毎日通っていた喫茶店からコーヒーの出前をとったり、家族との思い出の曲をかけたりすることで『世界でたった一つの葬儀』を創っていきます。」という従業員の方の言葉が印象的でした。
株式会社ティア
従業員の皆さんが本当に越谷の街に溶け込んでいる様子が目に浮かんでくるね。
ティアの皆さん、どうもありがとうございました。