ひふみろの会社見学ツアーinスノーピーク
ひふみの社会科見学レポート
上越新幹線 燕三条駅から車で40分。
新潟県三条市にあるスノーピーク株式会社(以下:スノーピーク)の本社・工場見学ツアーに参加してきました。
新潟県三条市にあるスノーピーク株式会社(以下:スノーピーク)の本社・工場見学ツアーに参加してきました。
昨年12月に上場したばかりのスノーピークは、キャンプ好きの間で憧れのブランドとして大人気。キャンプ用品をスノーピーク製品で揃える「スノーピーカー」と呼ばれる熱狂的なファンも多いのだとか。今回は本社見学・工場見学ツアーを通して、スノーピークへの理解を深め、その人気の秘密に迫ります。
運用部メンバーは、業績や財務諸表を分析するだけでなく、本社見学や工場見学に参加したり実際の製品やサービスを利用することで、企業に対する理解を深め、お客様からお預かりした資産を投資するか否かの判断しているんだよ。
よーし、早速本社に潜入だ!
と思ったその前に目に入ってきたのは広大な敷地のキャンプ場。
スノーピークの本社は東京ドーム4つ分の敷地面積を持つ直営キャンプ場の中に併設されていました。「キャンプ好き」であることが入社条件というスノーピーク社員は、こちらのキャンプ場から直接出勤してくることも珍しくないそうで、社長自身も社員やユーザーと一緒にキャンプをして出勤してくることもあるのだとか。
キャンプ場では社員であっても社長であっても一人のユーザー。「自分達もユーザーである」という創業来の原点を今でも大切にしており、ユーザー同士のコミュニケーションの中から生まれた製品も数多いそうです。
自分達もユーザーであるという徹底したユーザー目線の商品開発がスノーピーク人気を支えているんだね!
キャンプ場を横目にエントランスを抜けるとスノーピークで働く社員の姿が見えてきました。
広々としたオフィスの中にはテントがあったり
焚火台を囲むスペースがあったり
オフィス内もキャンプ場みたいだね!
スノーピークのオフィスは「クリエイティブルーム」と呼ばれており、毎日好きな席で仕事ができるようになっています。想像力を高め、自由な発想が生まれるようにという思いが込められているそうです。
テントや焚火台でのミーティングから出てきたアイデアが実際の製品開発に生かされていることも多いのだとか。
テントや焚火台でのミーティングから出てきたアイデアが実際の製品開発に生かされていることも多いのだとか。
運用部の湯浅と八尾もテント内でミーティング。
いいアイデアは出てきましたか?
さらに奥へ進むとロングセラー商品「焚火台」を製造する工場が併設されていました。
こちらの焚火台は「何年使っても壊れない」「コンパクトで持ち運びに便利」と大人気。さらに、焚火台の上にグリルを乗せればバーベキューコンロに早変わり。キャンプでも週末のバーベキューでも大活躍の焚火台は、アウトドアファンの中では必需品となっているようです。
車でキャンプ場に出かけることが多いユーザーにとっては「丈夫でコンパクト」、「複数の用途に使える」製品というのはありがたいね!
スノーピークの製品は、焚火台をはじめ、手のひらサイズで強力な火力を実現するランタン、野外で本格的な料理を可能にする調理器具、どんな地面でもテントを固定することができる丈夫なペグなど、実際に使用したユーザーが期待を超えるクオリティに思わず感動してしまう製品が多いことが特徴です。
そして、そのクオリティを支えているのは地元・燕三条地域の金属加工技術。古くから金属加工で栄える地元の工場だからこそ実現できる製品も数多く、地元の工場が無いと金属製品の3分の2を製造することができないのだとか。
そして、そのクオリティを支えているのは地元・燕三条地域の金属加工技術。古くから金属加工で栄える地元の工場だからこそ実現できる製品も数多く、地元の工場が無いと金属製品の3分の2を製造することができないのだとか。
徹底的なユーザー目線による製品開発と古くから伝わる地元の金属加工技術がスノーピーク製品を支えているんだね。
工場をさらに奥へと進むと修理専用工房がありました。
実は、スノーピーク人気の秘密はここにも隠されているのです。
メーカーが自社製品の品質に責任を持つのは当然であるという考えを持つスノーピークは「永久保証」を採用。テントやアウトドア用品に不具合が生じたときには、いつでも修理・交換を受けることができます。
実は、スノーピーク人気の秘密はここにも隠されているのです。
メーカーが自社製品の品質に責任を持つのは当然であるという考えを持つスノーピークは「永久保証」を採用。テントやアウトドア用品に不具合が生じたときには、いつでも修理・交換を受けることができます。
キャンプの思い出は家族の思い出。思い出が詰まったキャンプ用品をできるだけ長く使って欲しいという願いが込められているそうです。
本社・工場見学が終わると、ここからが本番。
スノーピークの山井社長に決算説明、来期の見通しを説明して頂き各アナリストとディスカッション。スノーピークの創業物語や企業ミッション、ブランド戦略について話しても頂きました。
スノーピークの山井社長に決算説明、来期の見通しを説明して頂き各アナリストとディスカッション。スノーピークの創業物語や企業ミッション、ブランド戦略について話しても頂きました。
スノーピークが大切にしているのは「The Snow Peak Way」と呼ばれる企業ミッション。
1989年当時の全社員15人で時間をかけて話し合った4つのミッションは、今日までの26年間で一文字も変わっていないのだとか。
1989年当時の全社員15人で時間をかけて話し合った4つのミッションは、今日までの26年間で一文字も変わっていないのだとか。
- 私達スノーピークは、一人一人の個性が最も重要であると自覚し、同じ目標を共有する真の信頼で力を合わせ、自然指向のライフスタイルを提案し実現するリーディングカンパニーをつくり上げよう。
- 私達は、常に変化し、革新を起こし、時代の流れを変えていきます。
- 私達は自らもユーザーであるという立場で考え、お互いが感動できるモノやサービスを提供します。
- 私達は、私達に関わる全てのモノに良い影響を与えます。
『これらのミッションはスノーピークにとってのコンパス。
スノーピークがどの方向に向いているのかを「ユーザー」、「従業員」、「投資家」と共有し、確認しながら経営していくことでより良い製品をユーザーに提供していきたい。』
と力強く語っていただきました。
スノーピークがどの方向に向いているのかを「ユーザー」、「従業員」、「投資家」と共有し、確認しながら経営していくことでより良い製品をユーザーに提供していきたい。』
と力強く語っていただきました。
企業の根幹となる「ミッション」を経営陣だけでなくユーザーや社員と共有しながら経営しているというのは、投資をするうえでとても重要なポイントなんだよ。
説明会の後は実際に製品に触れてみよう!
ということでスノーピークの皆さんとバーベキュー。
ということでスノーピークの皆さんとバーベキュー。
キャンプ好きの社員が集まるスノーピークでは突発的にバーベキュー大会が開催されることも多いのだとか。そんな時でも決まってするのは自社製品の話。ユーザーとして自社製品を使いながら改良点を見つけていくことも多いそうです。
バーベキュー終了後、スノーピークの皆さんと一緒にパチリ。
笑顔が素敵な山井社長にひふみろを持って頂きました。
笑顔が素敵な山井社長にひふみろを持って頂きました。
創業以来変わらないミッションを掲げ、「自分達もユーザーである」という徹底的なユーザー目線と地元の金属加工技術に支えられた製品開発が、スノーピーク人気の秘密だったんだね。スノーピークの皆さん、ありがとうございました!
それにしても、素敵なキャンプ場だなぁ。今度はここにひふみ投信のお客様と来てみようかなぁ。
それにしても、素敵なキャンプ場だなぁ。今度はここにひふみ投信のお客様と来てみようかなぁ。