第五回 株式会社ホギメディカル様(その2)

ひふみの社会科見学レポート

第五回ひふみの社会科見学レポート(その1)からの続きです。

午後からはホギメディカル茨城工場に移動。
まずは、ホギメディカルさんにご用意いただいたお弁当を食べて腹ごしらえ、その後、会社説明をして頂き、工場見学を行いました。

ホギメディカルさんは、1961年に文房具屋としてスタートし、心電図のデータを記録する医療用記録紙、医療器具の滅菌用包装材として使用するメッキンバッグや、手術中に医師が着用する手術着などに使用される不織布製品などを製造・販売することで業績を伸ばしてきました。
メッキンバッグや不織布製品のシェアは日本で1番なんだとか。

最近では手術に使用する医療材料を必要な数量だけセットにした手術用キット製品の販売も行っています。
手術用キットといえば、メスやはさみ、包帯、注射器など様々なモノを思い浮かべてしまいますが、なんと約3000アイテムもあるそうです。その中から、看護師さんが手術の内容や手術を行う医師にあわせて、毎回1?2時間かけて準備を行うそうです。

そんな手術時の医療材料を、看護師さんに代わって手術の日程や内容に合わせて必要な数量の医療材料をセットにして病院に配送することで、看護師さんの業務負担の軽減や人為ミスを軽減することができ、実際に導入した病院では、看護師さんの離職率の低減に繋がったそうです。
また、病院の収益、安全性の向上、業務の効率化を目的としたオペラマスターというシステムを提供することで 医療施設の経営合理化を総合的にサポートしています。

今回はその手術用キットを梱包し、出荷している過程を見学させて頂きました。

医療製品を扱っているということもあり、私たちも不織布でつくられたジャンパーを着て入場します。

手術の内容や手術を行う医師によって手術に使用する医療材料が異なるうえに、アイテムが細かすぎて機械化できないため、手術用キットを梱包する段階は手作業でしたが、手術用キットの滅菌や配送など、その他の工程はほとんど自動化を図っていました。
なかでも、世界最大級・最新鋭の滅菌センターには、安心で安全な製品を安定供給することに対するホギメディカルさんのこだわりを感じました。

工場内で見学することが出来ない場所もモニターを通して見せて頂きました。

お客様に預けて頂いたお金はひふみ投信を通じて企業に投資され、企業を通じて工場に投資され、そうして出来上がった製品やサービスが社会に新しい価値を提供しているのだなと改めて感じました。

ホギメディカル見学後には牛久大仏にも寄ってきました。
高さ120メートルの巨大な大仏に大興奮。周りに高い建物が無いので存在感抜群でした。

社会科見学後はお客様と薬善鍋を囲みながら懇親会です。

午前中にツムラで学んだ知識を生かして生薬の名前や効用を確かめながら、薬膳鍋をお客様と一緒に美味しく頂きました。生薬を触ったり、においを嗅いだり、食したり。
五感をフル活用したメディカルツアーとなりました。

cutter
May.29,2014