経済とは

教えてひふみろ

今回は、経済とは何かについて少し具体的に考えてみようか?
えーっと、経済とは「どのように生きたら世の中のみんなが幸せになれるか」ということだったよね?
そうだね。
もう少し具体的に言うと、経済とは“「お金」、「モノ」、「サービス」の流れ”のことなんだ。
流れ?
そうなんだ。この図は見たことある?
教科書でみたことあるような・・・。
これは、3つの経済主体と呼ばれる「家計」、「企業」、「政府」がお互いに取引をしながら「お金」、「モノ」、「サービス」の流れを作っていることを説明している図なんだ。
実は、この「お金」、「モノ」、「サービス」流れのことを「経済」というんだよ。
なるほどね。
「家計」、「企業」、「政府」の3つの経済主体が、「お金」、「モノ」、「サービス」の流れを作ることを経済って言うんだね。
そうだね。
もっと具体的に見ていくと、
ゆうたさんは毎日一生懸命働くことで会社からお給料をもらっていて、そのお金でモノを買ったり、飲食店などでサービスの提供を受けているよね。
他にも所得税や地方税、消費税など、国に税金を納めることで、道路を使えたり、公園で遊べたり、警察や消防などの公共サービス受けたりすることができるんだよ。
そうかぁ。
ぼくが毎日働いて、給料をもらったり、消費したり、税金を納めることも経済活動を行っているということになるんだね。
そうだね。
企業は商品やサービスをお客さんに提供するために社員に働いてもらって、その売上や利益から給料や法人税などを支払ったりしているし、国は国民や企業から税金を徴収して、国の運営や公共設備の整備、公共サービスのためにお金を使っているんだよ。
なるほど。
3つの経済主体の間で「お金」、「モノ」、「サービス」がぐるぐると回っていく事で経済が成り立っているんだね。
経済のことって政治家とか企業の社長とか学者さんが考えて活動しているイメージだったんだけど、ぼくたち一人ひとりも経済活動を担っているなんだね。