朝日町で見つけた 輝く宝物 -全国ありがとうキャラバン開催レポート-
ありがとうキャラバン
3月8日(金)、富山県富山市で「ありがとうキャラバン@富山」を開催しました。
メンバーは、代表取締役社長の藤野、運用部の佐々木、ダイレクト営業部の石川、マーケティング・広報部の松永、そして今回のレポートを担当いたします、業務部の吉澤です。
昨年の4月から1年間、続いてきたキャラバンも、いよいよ最後の日程。同時開催の大分・熊本組に続きましてご紹介していきます。
【レポータープロフィール】
吉澤 彩(よしざわ あや)
2018年9月レオス入社。前職では銀行で個人向け営業担当として勤務。レオス入社後は業務部に所属し投信計理を担当。日々の基準価額の算出と発表を行なう。
趣味はテニス。中高テニス部。レオステニス部では僭越ながら部長を務めています。


吉澤さんは、レオスに入ってちょうど半年が経ったところだね。どういう経緯で仲間になってくれたの?

前職は銀行の個人営業担当でしたので、投資信託を販売する立場として、ひふみ投信の存在は知っていました。投資の文化を広げたいという企業理念に共感していたところ、レオスの「投信計理」の採用募集を見つけました。もともと投信の仕組みの全体像が知りたいと思っていたので仕事内容にもすごく興味があったんです。実際入ってみると、毎日の基準価額を出すほかにも、決算や届出など、想像以上に覚えることがたくさんあって……まだまだ大変ですが、頑張っています!

うん、頑張ってー!
吉澤さんはレオステニス部の部長さんでもあるんだよね。

はい、そうなんです!月1回、仲間と一緒に汗を流しながら、部署をこえて交流できる大切な時間になっています。おかげで早く会社に馴染むことができました。


今回の富山は、吉澤さんも縁がある土地なんだって?

はい!実は、父方の祖父、母方の祖父、ともに富山県出身なんです。でも訪れたのはごく幼少期に親戚の家を訪ねたきり。大人になってから、私のルーツでもある富山がどんなところなのか、ずっと気になっていました。
朝日町のユニークなお茶会
北陸新幹線に乗って、富山駅に到着です。

富山に降り立ってみた第一印象は……空が広―い!
お天気もよかったので、立山連峰が光り輝いていたのに驚いてしまいました。話には聞いていましたが、あんなに壮大だとは思わなかったです。

ここから富山出身の藤野の案内で、富山県の東端部、新潟県との県境に位置する朝日町(あさひまち)へ向かいました。
最近、藤野は個人の活動として朝日町の地域おこしに携わるようになりました。朝日町内の古民家を拠点にして、富山発の起業家を増やし、地方創生や交流人口の拡大を目指す団体をこの4月に立ち上げることになったそうです。藤野から朝日町がいかに素敵なところか、という話をかねてから聞いていたので、わたしたちも実際に目で見て、体験してみることにしました。
高速道路を降りて、朝日町に入ると、素朴な里山の風景が広がっています。小川に田んぼ、あぜ道。この眺めは祖父たちの小さい頃とあまり変わらないのかもしれないな、と初めて来たのに不思議と懐かしい感じがしました。

最初に訪れたのがこちら、「バタバタ茶伝承館」です。


「バタバタ茶」……ってどんなお茶なの?

藤野さんいわく「朝日町に行ったらまずはバタバタ茶!」とのことで。朝日町の文化と風土を知るのに最適なんだとか。まずは体験!ですね。
館内に入ると、テーブルの中央に、お鍋に入ったお茶がありました。席につくと、お母さんにお茶碗と茶せんを渡されて……。

藤野が慣れた手つきで混ぜ始めました!

バタバタ茶は、中国伝来の後発酵茶「黒茶」でプーアル茶の仲間。蛭谷(びるだん)地域では、この黒茶が昔から飲まれており、集落の人たちが集まった場所で会話を楽しみながら飲んでいくお茶会スタイルが、伝統的な風習なのだそうです。コミュニケーションが第一で、堅苦しいお作法などはありません。ちなみに、名前は茶せんを左右にバタバタと振る動作から来ているそうです。


さて、実際にバタバタしたお茶のお味は……!
ほんのり甘くて香ばしい!おいしくてどんどん飲めてしまいます。お茶請けのお漬物や山菜の煮物とも合うので、みんなおかわりしていました。

朝日町の宝ものを未来へ
農村の温かい雰囲気を体感したあとは、昨年できたばかりの朝日町の新名所、「ヒスイテラス」へ。


テラスからは「日本の渚百選」にも選ばれたヒスイ海岸を一望できます。日本海にはなんとなく、波の荒い険しいイメージを持っていましたが、まったく違いました!美しいエメラルドグリーンが広がっています。

名前のとおり、この海岸にはヒスイが打ち上がってくるそうです。この海岸で採れたヒスイがたくさん展示されていました。


他の石と見分けるのは難しそう……と思っていたら、係のお兄さんが見せてくれました。ライトを当てると透き通るのがヒスイなんだそうです!この日は時間がなくてヒスイ探しはできませんでしたが、また次の機会にやってみたいですね。

また、館内には一際目立つ写真がありました。こちらは朝日町で「春の四重奏」と呼ばれる絶景。4月上旬、残雪の北アルプス、桜並木、チューリップ、菜の花が重なって見られるそうです。

朝日町は人口減少が激しく、数年前には「富山県で一番消える可能性が高い自治体」という不名誉なレッテルを貼られてしまったそうです。でも、わたしたちが少し歩いてみただけでも、たくさんの魅力を知ることができました。バタバタ茶、ヒスイ海岸、そして「春の四重奏」。朝日町にしかない宝物がたくさんある、と気付かされます。
朝日町の最後に訪れたのが、こちらの大きな古民家です。

ここが、これから藤野も参加する朝日町の地域おこしの拠点になる場所、その名も「Dahra Dacha(ダーラダチャ)」です。富山弁の「だらだちゃ」(愛情を込めてアホやなぁ、という意味)をもじったもので、地元の人に話すと笑ってもらえるそうです!「Dahra」はサンスクリット語で「流れ」、「Dacha」はロシア語で「別荘」という意味でもあって、レオス(ギリシア語で「流れ」)とも重なっているんですね。
家の中を少し見せてもらいましたが、とにかく広ーい!
朝日町の建築家、坂東秀昭さんと一緒に中心となって、ここからリノベーションしていくのだとか。定期的に経営者や文化人を招いての勉強会をして、参加者同士が刺激しあえるようなコミュニティを目指しているとのことでした。



日本の地域から元気にしていきたい、って藤野さんはよく話しているもんね!

ここからどんな風に進化していくのか、私も楽しみになりました!
お客様それぞれの人生の中にひふみがある
さて、夕方からはいよいよありがとうキャラバンセミナー。富山市の富山県民共生センター サンフォルテで開催されました。

35名のお客様にご来場いただきました。現役世代の方が中心で、中には就学前のお嬢様と一緒にいらしてくださったお母様もいらっしゃいました。

藤野の思い出話や地方創生に関する話題から入って、お客様も興味津々です。富山の企業、朝日印刷さんの話もありました。医薬品の箱の印刷でシェアトップの企業です。「日本全国にある朝日印刷のような企業を見つけて投資します」とお伝えすると、皆様も納得されていたようです。
途中、私からも簡単に自己紹介させていただきました。

毎朝ひふみ投信の購入口数と解約口数を管理しているので、その数字の日々の多寡を通じて、お客様の全体像を想像してはいました。でも、今回のありキャラでお客様と実際にお会いして、当たり前なことですが、一人ひとりのお客様それぞれの人生の中にひふみがあるんだ、ということを感じました。これだけ多くの方々が期待してくださっている商品の運営を支える立場として、これからも自分自身が成長し、お客様に少しでも還元していきたいです。
セミナー終了後、出口でお見送りをしていたら、一人のお客様が笑顔で「頑張ってね」と声をかけてくださってとても感動しました。その方にとってはたった一言かもしれませんが、励ましていただいたことはずっと忘れません!本当にありがとうございました。
きときと海鮮に、富山ブラック


藤野のおすすめで、ゲンゲという白身の深海魚の天ぷらを初めて食べてみました。

肉厚でふんわりとした食感です。深海魚の見た目のイメージからは想像できない優しいおいしさでした。
せっかくの機会、富山の味覚をできるだけ堪能したい!ということで、余力を残して2軒目へ。向かったのは、富山ブラックラーメンの「麺家いろは」さんです。

藤野や佐々木が「富山ブラックがどれだけ普通のラーメンと違って味が濃いか」を楽しそうに語るのを聞けば聞くほど、濃い味が苦手な私は尻込みするばかりでしたが、「味は見た目ほど衝撃的じゃないから!」とラーメン上級者たちに背中を押されて、1杯注文してみました。
確かに衝撃的な黒さ!


恐る恐る食べてみると……とってもおいしくてびっくり!
関東の醤油文化で育った私からすると醤油の濃いスープは口に合いましたし、脂っこさがないのでどんどん麺がお腹に入っていきました。見た目で判断せずに食べてみてよかった!新しい気付きを得て、お腹も心も大満足の夜でした。
