長崎の歴史を刻む 世界遺産・軍艦島 -全国ありがとうキャラバン開催レポート-

ありがとうキャラバン

2月9日(土)、ありがとうキャラバンは長崎県にやってまいりました!

前日の佐賀県に引き続き、メンバーは、マーケティング・広報部の白水、佐々木と、パートナー営業部 内藤の3名です。

今回のレポートは内藤が担当いたします。

【レポータープロフィール】

内藤 綾乃(ないとう あやの)

2018年レオス入社。パートナー営業部所属。ひふみプラスを取り扱う販売会社様のデータの管理などを行っています。
好きなことは、美味しいものを食べること、お酒、温泉。パンダが大好きです。

内藤さんがレオスに来てからもうすぐ1年だね!ちょっと珍しくて内藤さんは前職がウェディング系の会社だったんだよね。

そうなんです。異業種からの転職なので、日々新たな発見があって、投資の奥深さを実感しています。私自身、投資の魅力を知ったのはレオスに出会ってからです。投資のことは難しくてなかなか手を出しづらいと思う方も多いかもしれませんが、そんな方たちにも投資の楽しさを知ってもらいたいという気持ちで、日々の業務に取り組んでいます。

営業部といっても私自身は内勤がメインなので、出張はめったにありません。なので、今回のありがとうキャラバンはとてもよい機会です。また、実は九州を訪れるのは初めてだったため、かなり前から楽しみにしていました。

軍艦島で日本近代化の歴史に触れる

長崎県というと、ちゃんぽん、カステラ、ハウステンボス、出島、長崎の夜景……いろいろ思い浮かびますが、とにかくグルメと歴史的な名所が多いイメージでした。どこを訪ねようか迷いましたが、今回は2015年に世界文化遺産にも登録された軍艦島を訪れました。

「軍艦島」っていう名前だけは聞いたことあって、僕もずっと気になっていたんだ!

聞いたことはあっても、詳しくは知らない、そういう方が多いかもしれませんね。私もあの軍艦島のちょっと異様とも言える廃墟の写真を見てから、一度行ってみたかったところなんです。

軍艦島は、周囲約1.2kmの小さな人工島で、本来の名は「端島(はしま)」といいます。

1810年頃、長崎港から南西約18kmの海上にある大きな瀬に、良質な石炭が発見されました。近代化の波が訪れるなかで、1890年に三菱が島全体と鉱区の権利を買い取って、本格的に石炭の発掘が開始されました。日本屈指の海底炭鉱として埋め立てと拡張が行なわれるなかで、島には高層鉄筋コンクリートの建物がそびえ、島の周囲には護岸が張り巡らされます。

その外観が、軍艦「土佐」に似ていることから、通称で軍艦島と呼ばれるようになったとのことです。

1974年に端島炭鉱が閉山されてからは廃墟となり一般の立ち入りは禁止されていましたが、2009年4月より島への上陸が許可され、観光・見学が可能となりました。

また、昨年10月に発生した台風25号の影響で大きな被害を受け、島に上陸ができない状態が続いていましたが、こちらも無事修復工事が完了して今年の2月から上陸が再開されたとのことでした。となれば、タイミングばっちり、行くしかないですよね!

……ですが、最後に大きなハードルがあります。

軍艦島に上陸ができるのは、天候が良いときだけなのです。今回も、やや曇り空でのスタートだったので上陸ができるか直前まで心配していたのですが……。

無事に上陸できました!

今回はレオスきっての「雨女」、白水さんが一緒だったし(笑)、心配していたんだけどよかったね!

そうなんです!上陸できたことにホッとしました(ちなみに上陸した後から強めの雨が降ってきました)。ガイドの方からも、「年間の1/3は上陸できません。おめでとうございます!」とのお言葉をいただきました!

実は前日もかなり心配していて、「雨に勝つ!」という願掛けもこめて、佐賀からの移動時の夕食に「はま勝」さんでとんかつを食べていたくらいなのです(笑)。

島内ではいくつかのグループに分かれて、ガイドの方に軍艦島の歴史や建物についてご説明いただきました。

東京ドームのグラウンドおよそ5個分の小さな島ですが、軍艦島の人口が最も多かった1959年頃は約5300人もの人が住み、人口密度は当時の東京の約9倍にもなっていたそうです。

小中学校や病院、商店のほか、喫茶店や映画館、パチンコ店も建設されて、無いものは火葬場とお墓のみ。なんと映画館は長崎市よりできたのが早いと聞いてびっくり!

端島で採れる炭鉱はとても良質で、日本の近代化を支えましたが、エネルギーの需要が石炭から石油に移ったことで、出炭量は減少しました。国のエネルギー転換政策を受けて昭和49年に閉山。そして、すべての島民が島を離れることとなりました。

高地にあるマンション跡を見上げています。端島炭鉱の幹部などが住むベランダ付きの物件だったそうです。

こちらは、島の総合事務所の跡地。炭鉱マンのための、大きな共同浴場があったそうです。レンガ造りで、軍艦島の中で唯一色がある場所です。

左上に見えるのがマンション、右下に見えるのが小中学校です。

そして、こちらは30号棟・31号棟アパートです。

大正5年につくられた、日本で最初の鉄筋コンクリート造りである7階建て(地下1階)のマンションだそうです。鉱員住宅として建てられました。

軍艦島の有名なスポットとして、写真などでは目にしたこともありましたが、生で見るととても迫力がありました。ここでは有名アーティストがMV撮影などもしていたとのことなので、3人で記念撮影しました!

当時は最先端のまちとして、とてもにぎやかな場所だったのだろうね。

はい、ここで人々がどんな生活をしていたのか想像しながら、とてもわくわくしました。

その反面、人の手が入らないと、たった45年でもここまで荒れ果てた様相になってしまうことが衝撃的でした。自然の厳しさをあらためて感じさせられました。

感慨深く、島を見送りました……!

長崎県のソウルフードを堪能

長崎の市街地へ戻りました。朝からアクティブに動いたので、お腹がペコペコでした。待ちに待ったお昼ごはんは『吉宗(よっそう)』さんへ!

1866年に茶碗蒸し、蒸寿し専門の店として開業したのがはじまりという、歴史あるお店です。地元で茶碗蒸しといえば知らない人がいないくらい有名なお店だそうです。

外観もとても趣がありました。

名物の茶碗むしは、茶碗むしと蒸寿しが一対となった「夫婦蒸し」。他にはない吉宗の名物料理です。

一般的な茶碗むしよりもかなりサイズが大きく、ボリューム満点。穴子をはじめ海老、しいたけ、きくらげ、銀杏、たけのこ、蒲鉾、麩など、具だくさんで食べ応えがあります。つるつるで、温かいお出汁がきいていて、今までの人生で食べた茶碗むしの中で一番美味しかったです!

長崎に伝わる食文化や特産品は、鎖国時代に海外との唯一の窓口であった出島を通してもたらされた、異国の文化や風習が大きな影響を及ぼしているといいます。ちゃんぽん、トルコライスなど、名物がとても多いので、次回はグルメの旅に来たいと思います!

直接お会いすることの大切さ

お腹も満たされて、いよいよありキャラセミナーです。会場は長崎ブリックホールです。

今回は、様々な年代の18名のお客様がいらしてくださいました。私もセミナーでは受付をさせていただきましたが、はじめてセミナーに参加してくださったというお客様も多くいらっしゃいます。貴重なお時間を割いていらしてくださることを、とてもありがたく感じました。

今回のスピーカーは白水です。お客様へ日頃の感謝をお伝えするとともに、レオスの特徴や投資信託の仕組みなど、ホワイトボードを使いながらお客様へご説明します。

私は普段は直接お客様にお会いできる機会は少ないので、お客様が真剣にお話を聞いてくださる姿やご質問をしていただいている姿を目にして、「皆様の貴重な資金をお預かりしている」という責任感を強く感じました。同時に、ひふみはこういったお客様方一人ひとりに支えていただいているのだな、ということを改めて実感しました。

セミナーの途中には、私からも少し自己紹介をさせていただきました。かなり緊張気味でしたが、こうしてお客様と直接顔を合わせることができ、嬉しかったです。

長崎会場へお越しいただいた皆様、ありがとうございました!

異文化が交流する長崎の街

さて、長崎の旅はセミナーの後も続きます。毎年この時期長崎で開催されている「ランタンフェスティバル」も見に行ってきました!ぜひ生で見てみたいと思っていたイベントです。

ランタンフェスティバルは、もともとは長崎新地中華街の人たちが中国の旧正月(春節)を祝う行事でした。その後、規模が拡大して、長崎の一大風物詩として全国的にその名が知られるようになったそうです。

長崎新地中華街をはじめ、長崎市内の中心部に約15000個にもおよぶ華やかなランタンや大型のオブジェが飾られます。街中とても華やかでした。春節にちなんで、デザインも中国にゆかりのあるものとなっています。今回は見られませんでしたが、期間中には各会場で龍踊り、中国雑技、二胡演奏など中国色豊かなイベントが繰り広げられるそうです。

左が龍、右は狛犬でしょうか?

中華料理屋でよく見る子供の人形もいました!

日が暮れてくると、薄暗い中にランタンの光が映えてとても幻想的できれいでした。でも今回は、飛行機の時間の関係で夜までは居られなかったので、またぜひゆっくり観光に来たいと思います!

様々な文化が交流する地、長崎。古くからの文化を大切にすると共に、新しいものを柔軟に取り入れる風土に触れることができました。わたしたちもこれからも初心を忘れず、日々様々な情報にアンテナを立て、新しいものを取り入れながら、さらにひふみを盛り上げて行きたいと思います。ありがとうございました!(レポーター:パートナー営業部 内藤)
現在申込受付中の「全国ありがとうキャラバン」の日程は以下の通りです。
皆様にお会いできるのを楽しみにいたしております。 

大分(大分市):3月8日(金) 18:30~ 
富山(富山市):3月8日(金) 18:30~ 
熊本(熊本市):3月9日(土) 14:30~ 
長野(長野市):3月9日(土) 14:30~