米沢の文化に学ぶ「なせば成る」の精神 -全国ありがとうキャラバン開催レポート-

ありがとうキャラバン

8月25日(土)、山形県山形市でありがとうキャラバンを開催しました。

参加したメンバーは、前日の福島ありキャラに引き続き、社長室室長・五十嵐とマーケティング・広報部・松永、そして今回のレポーターの総務部・吉川の3人です。

【レポータープロフィール】
吉川 香澄(よしかわ かすみ)
2012年、友人からの紹介で縁あってレオス入社。総務部所属。社員が快適に働ける職場が理想として、微力ながら総務担当としてその環境作りができればと思っています。

趣味は、ウォーキング、旅行。以前、京都にはまり、年に数回行っていた時もありました。このキャラバンで、山形にはまりそう……な予感がしています。今回は、季節があわなかったのでホタル鑑賞ができませんでしたが、来年は絶対行きたいと思っています。

吉川さんは総務部でどんなお仕事をしているの?

レオスに入る前は、投資信託会社で主にバックオフィス業務をメインに勤務してきました。

レオスに入社後、異動となった総務部では最初はとまどうことばかりでした。今までは投資信託の数字を見ることがメインの業務でしたが、現在は文字を見るといった業務に毎日奮闘しています。

官公庁の窓口として、報告書を期日内に提出できるよう、日々、カレンダーとにらめっこしながら働いています(笑)。仕事柄、省庁や協会へ電話をすることもあるのですが、配属当社はすごく緊張しました。今では、笑顔で対応できるようになり、時には、先方の担当の方とも談笑しながら電話を切ることもあります。

レオスが投資運用会社としてきちんと運営できているのも、吉川さんの支えのおかげだね!

米沢で上杉謙信・鷹山公の教えに触れる

吉川さんは前から山形に行ってみたかったんだよね?

そうなんです。昨年、山形は、ホタルが生息している場所が数か所あるということを知りました。ホタルはとてもデリケートですから、水や空気がきれいな場所でないと育ちませんよね。そういう自然の豊かな所に行きたいとずっと思っていました。今回、ありキャラの行き先を決めることになったときに、ぜひ!と選ばせていただきました。



ちょうど、台風が来ていたので心配しましたが、ありがたいことに進路がそれてなんとかお天気ももってくれました。逆に曇っていたため、暑さも少しは和らいで、散策しやすかったように思います。

やはり、山形を語る上で忘れてはいけない歴史上の人物といえば、川中島の合戦で敵に塩を送ったことでも知られる米沢藩上杉家の家祖「上杉謙信」です。その謙信公を祭神として祀っているのが、米沢にある上杉神社です。

最初の感想は、「広い!」「きれい!」です。

米沢城本丸跡にあるためとても広く、手入れされた草花が季節によりいろいろな景色を楽しませてくれそうです。この日は木々の濃い緑がお堀の水に映り、とても美しかったです。

こちらの神社は明治9年に建立されましたが、残念なことに、大正8年の米沢市大火で類焼してしまいました。しかし、大正12年に明治神宮等の設計者である伊東忠太の設計により再建され、現在に至るそうです。再建時、胴突や木材・石材の運搬などに2300人以上の労働奉仕や、灯篭・樹木の寄進もあったそうです。地元愛を感じます。

私たちの近くでは、鳩に囲まれながら餌をあげている子供や、熱心にお参りしている人の姿が見られ、現代も山形県民に愛されている神社であるのだと伝わってきました。 

早速、謙信公の像で記念撮影です。

摂社である松岬神社には米沢藩第9代藩主の上杉鷹山公の像もありました。

当時逼迫していた藩の財政を立て直し、生涯を通して藩政の指導をした米沢藩中興の祖です。その時の鷹山公の教えである「米沢織、米沢鯉、ウコギ、笹野一刀彫」など、質実剛健、質素倹約の基礎が、山形の現在の文化にも受け継がれており、いかに偉大な指導者であったのかが偲ばれます。

また、イメージは仙台ですが、実は伊達政宗公がこの米沢で誕生していることも知り、歴史の新たな一面を知ることができました

メンバー全員で今日のセミナーが盛況であるよう、お参りしました。
その後、同じ敷地内にある、「米沢市上杉博物館」へ行くと、米沢市のマスコットキャラクターの「かねたん」、「かげっちさま」、「おせんちゃん」が出迎えてくれました!

文化財レストランで米沢牛を堪能!

そして、お待ちかねのランチです!

博物館に隣接した「上杉伯爵邸」でいただきました。こちらは元「上杉家14代茂憲(もちのり)伯爵」の邸宅を米沢市が譲り受け、後に、国指定の登録有形文化財となった建物がレストランとして開放されたものです。

建物、庭園だけでも一見の価値のあり、予約時間より少し早めに入った私たちは、食事時間までの間、邸内を見学させていただきました。ちょっとタイムスリップしたような気分になりました!

米沢にきたからには、やはり「米沢牛!」をいただこうということになり、すき焼きを注文しました。

ほどよく“サシ”が入ったお肉は、口の中でとろけ……“!!!”。

そのおいしさに、3人で感動です。

うわあ……写真だけでも、とっても、おいしそうだね!

広い敷地を歩いた疲れもあっという間に吹き飛びました!

アットホームなありがとうキャラバン

ランチの後は、セミナー会場である、山形駅近くの「山形テルサ」へ向かいました。

総務部の私は、普段なかなかお客様と触れ合う機会がないので、この時を楽しみにしておりました。土曜日ということもあり、セミナー開始時間よりもかなり前から来て下さるお客様もたくさんいらっしゃり、その熱意が感じられました。お子様を含む29人のお客様をお迎えしてセミナーが始まりました。

五十嵐さんの説明にメモをとりながら真剣に聞いている下さる姿に感動です!

また、お子様も一生懸命メモを取っている様子が微笑ましく、印象的でした。時々、笑いがおこるアットホームな雰囲気の中、あっという間に時間が過ぎていきます。

私も、少しお時間をいただき、最後にご挨拶いたしました。普段は人前で話す機会が少ないので緊張しましたが、お客様の温かい眼差しに助けられたように思います。

セミナー後も熱心に質問しているお客様もいらっしゃり、会場の熱気はなかなか冷めませんでした。お忙しい中、セミナーに来ていただきまして、ありがとうございました!

吉川さんにとって今回のありがとうキャラバンはどうでしたか?

お客様にありがとうを直接お伝えできたこと、そして、山形県でのパートナーである庄内銀行様も来て下さってご挨拶ができたことも、私にとってはとても貴重なお時間でした。

五十嵐さんからの話で、投資信託を拡大させる際には、販売会社の方といかに協力しあえるかにかかっているという話を聞いて、松永さんと大きくうなずいてしまいました。「仕事帰りに、ふと、販売会社の方にお会いしたくなり、途中下車しようかと思う時もある」との話には、「人は宝なり」という言葉を思い出しました。

私は、なかなか営業の方の仕事に触れる機会がないので、そのような話が新鮮で、なんだか温かい気持ちになりました。レオスがそういう繋がりの中にあることに、感謝しなければならないと改めて思います。「わたしたちも、仕事でお会いした方々と、そんな信頼関係が築けたらいいね!」とメンバーと話したことが印象に残りました。

山形で印象に残っているのはどんなこと?

山形の文化に触れられたこともよかったです!

鷹山公の有名な「なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり」の名言は誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

その言葉は、時代や国境を越え、今、なお生きています。アメリカのジョン・F・ケネディ元大統領やクリトン元大統領も、この鷹山公を尊敬していたとか……。

私も今回のキャラバンで、山形の文化やひふみ投信を支えて下さっているお客様に直接お会いするなど、普段できないことを学べました。そして、この鷹山公の名言が今後の自分への宿題となりそうです。ありがとうございました!(レポーター:総務部 吉川香澄)