家康ゆかりの地を静岡に訪ねて -全国ありがとうキャラバン開催レポート-

ありがとうキャラバン

7月7日(土)、静岡県浜松市にて「ひふみ投信 全国ありがとうキャラバン@静岡」を開催いたしました。

お伺いしたメンバーは、運用部の小野と高橋、マーケティング・広報部の佐々木、そして今回のレポーターを務めるパートナー営業部の橋本です。

【レポータープロフィール】
橋本 裕一(はしもと ゆういち)
2018年冬レオス入社。パートナー営業部のメンバーとして全国を周り、販売会社様とともにセミナーや研修を行なっている。夢は投資を通じて日本の「人」と「企業」をポジティブにし、豊かな社会を実現すること。
趣味は歴史と将棋。全国のお城を攻略しながら、全ての都道府県訪問まで残り1県と王手をかけている。

静岡駅にて途中下車。一路駿府城へ……

前日はみんなで甲府に泊まっていたんだよね。浜松会場へ向かう前に、橋本さんはどうしても行きたいところがあったんだって?

そうなんです。僕は幼稚園の頃からお城が大好きで……。甲府では信玄ゆかりの地を訪ねましたが、今度は静岡。静岡といえば今川義元や徳川家康……、そう、「駿府城」に行きたかったんです!



午後からのありがとうキャラバンの開催場所は浜松市。静岡県の最西です。午後からのありがとうキャラバンに間に合うよう、当日は朝5時に起きて甲府を出発しました。

静岡といえば富士山やサッカー、熱海や伊豆が思い浮かびます。しかし、それだけではなく、歴史的に見ると有力な武将を輩出したり、東海道が通って宿場町が栄えたり、日本の政治や経済、そして文化に影響を与えた地域なのです。

なかでも県の中央に位置する静岡市にある駿府城は、徳川家康ゆかりの地ということもあり、ぜひとも訪ねたい場所でした。

静岡駅に着くと一人の子どもが出迎えてくれました。

彼の名前は竹千代。そう、のちの徳川家康です。

戦国乱世の初期、駿府の地で勢力をふるっていたのは今川義元でした。家康の生まれた松平家は勢力が小さく、今川氏に守ってもらうため、竹千代は8歳から19歳まで今川家の人質となって駿府で暮らします。

さらに家康は天下人となって江戸幕府を開いた後、息子に将軍職を譲ったのち、大御所として再びこの駿府城に移って生活していました。
人質時代にお寺の和尚さんや今川家の軍師から受けた手ほどきが、家康の能力や人格形成のもとになったのかもしれないね!
いろいろな経験や成長を経て、天下人という最終的なリターンを得ることにつながったんだと思います。若い頃にしっかりと「投資」をされていたということが大きいですね。


わたしたちも駿府城に到着し、城門から中に入ります。城壁の白さが特徴的なきれいなお城で、整備された石垣や堀、角に配置された櫓が均整のとれた印象を与えています。
駿府城は静岡市葵区にあります。「葵」といえば徳川家の家紋ですね!
天守閣は残っていませんが、どんな天守が建っていたのか、想像するのも楽しさの一つです。

中は公園になっていて、緑も多く、市民の憩いの場になっているようでした。ときには緑に囲まれてリラックスするのもいいですね。

そしてお目当ての家康公と記念撮影です。

あれ?、家康の腕に乗っているのはなに?
鷹です! 家康は鷹狩りが好きでした。大御所として再び駿府に戻ってきたとき、その理由を聞かれた家康は次のように答えたそうです。一つには、富士山があること。二つには、鷹狩りを奨励していたこと。三つには、初茄子を食べることができて美味しいこと。この家康が好んだ三つが「一富士二鷹三茄子」の由来とも言われています。
へぇ、駿府に帰ってきたのは、そういう理由があったんだね!

静岡のご当地グルメを堪能!

公園内には静岡おでんのお店もありました!つい先日オープンしたばかりで、その前は駄菓子屋さんだったそうです。

開店時間より少し前だったのですが、ご主人が気前良く開けてくださいました!

店内には「静岡おでん5か条」なるものが貼ってあり、

一、 黒はんぺんが入っている
二、 黒いスープ
三、 串に刺してある
四、 青海苔、ダシ粉をかける
五、 駄菓子屋にもある

というのがポイントだそうです。

噂通り真っ黒なだし汁に入っています。みんな興味津々。

かつおぶしとからしをつけていただきました!

出汁の濃厚な風味がやみつきになりそうです。すぐに完食してしまいました。
店内には、各都道府県から来た人ごとに伝言ノートがありました。最後に記念のメッセージを記入してお店をあとにします。
駿府城公園の静岡おでん屋さんにお立ち寄りの際は、ぜひメッセージを見つけてみてください!(笑)

駿府城を出発したわたしたちは、セミナー会場のある浜松へ移動。おでんを食べたばかりではありますが、ランチを食べに出かけました。

え!また食べるの?
午後のセミナーに向けてしっかりエネルギーをチャージしなくてはいけません!
訪ねたのは「とん唐てん」さん。親子丼と、とんかつの専門店。開店直後に行きましたがすぐに満席!人気店なんです。
小野と高橋はかつ丼を食べます。今日はダイエットは関係ないそうです!
佐々木と橋本は、御前崎産の一黒軍鶏(いっこくしゃも)を使った親子丼です!黒七味をかけていただきます。ふわふわ、とろとろ、ボリューム満点。最後はお茶漬けのようにしていただきました。
みんな、いい笑顔だね!

メンバー同士の食事の時間って、とても大切だなあ、とあらためて思いました。
「食べる」という行為はとても本能的な、動物的な行為ですよね。普段理性的に生活している人間にとっては、理性とは反対の、ある意味恥ずかしい行為……。でも、その恥ずかしい場面をさらけ出すからこそ、より親密な関係になれるんだ、といった話題で盛り上がりました!(笑)

「変わるところ」と「変わらないところ」をお伝えする

さて、腹ごしらえがすみ、いよいよセミナーです。会場は浜松アクトタワー。
受付には甲府に引き続き高橋さん。ひふみろと藤野ファンドマネージャーもお出迎えしました。

とても暑い日でしたが、ご夫婦やお友達と連れ添って、退職金の運用をお考えのお客様、現役世代や資産形成層のお客様、そして最年少は生後4ヶ月のお客様! 幅広い年代の多くのお客様にお集まりいただきました。

メインスピーカー小野の話にも熱が入ります。調査・運用の第一線にいるスタッフの話を、お客様も真剣な眼差しで聞いてくださりました。

レオスの運用部に6月より新しく加わった高橋もお話させていただきました。海外株の経験が豊富であること、そして最近海外株の話題が多いひふみということで、お客様から外国株式投資に関する多くの質問が挙がりました。

実はレオスには、会場となった浜松に関するあるエピソードがあります。

皆さんは「しかみ像」というのをご存知でしょうか?これは、徳川家康が浜松城を本拠地にしていたとき、甲斐の武田信玄に三方ヶ原の戦いで負け、命からがら浜松城に逃げ帰ったことがありました。そのときの慢心や悔しさを忘れないよう、自分のこわばった顔を絵師に描かせて保管したといわれるものです。

ファンドマネージャーの藤野も、実はこの「しかみ像」に倣って同じことをしたことがあります。ひふみ投信がまだ立ち上がって間もない頃、リーマンショックのあおりを受け、藤野はレオスの株を売却しました。そのときの想いを忘れないよう、株の売却代金3,240円を額縁に入れて保管しているのです。

500年近く前の精神や考え方にも、現代に通じるものがあり、影響も与えている……

そう考えると、世の中のハード面、すなわち外から見える部分や物質的な豊かさは変わっていくことがあっても、ソフト面、すなわちわたしたちの内面や精神は、実はあまり変わらないものなのかもしれません。

今、ひふみは運用残高も多くなり、会社の規模が大きくなったり、海外株への投資比率が高まったりと、外から見ると変化が大きく見えると思います。

しかし、内面的なわたしたちの想いは変わっていません。ひふみを通じて皆さんに投資の魅力を感じていただき、長期的な資産形成をしていただくこと、良い企業に投資し、成長を応援していくこと。明るい未来や豊かな社会を実現するための存在であろうとしていること。この精神はまったく変わっていないと自負しています。

日々の感謝とともに、そんなお話をさせていただきました。

セミナー時間終了後も、たくさんのお客様に残っていただき、質疑応答時間は1時間ほど続きました。最後まで残っていただいたお客様と記念にパチリ。

静岡のお客様は本当に熱心で、ひふみへのご関心も高く、今後もひふみに期待し応援してくださる雰囲気を強く感じました。

これからも、ご期待に沿えるよう、社員一同全力を尽くしてまいります!ご来場いただきました静岡の皆様、本当にありがとうございました!
(レポーター:パートナー営業部 橋本裕一)