三重の歴史 穏やかな人々の理由 -全国ありがとうキャラバン開催レポート-

ありがとうキャラバン

6月15日(金)、第10回のありがとうキャラバンは三重県四日市市で開催されました。

メンバーはパートナー営業部・吉原、岩立、今井、業務部・飯塚の4名でした。

今回のレポートは、今井が担当いたします。


【レポータープロフィール】
今井 知美(いまい ともみ)
2013年レオス入社、コミュニケーションセンターにて、ひふみ投信のお客様の顧客管理業務を担当。2017年2月よりパートナー営業部。ひふみプラスの販売会社様にご依頼されたセミナー・研修のスケジューリングやそこで使用する資料の作成などをしています。
料理、手芸、DIYなど、モノを作ることが大好き。最近、特にハマっているのはピアスを作ることで、作っては友人に配り歩いています。パートナー営業部の竹中と、レオス手芸部を作ろうと計画中。
営業部では縁の下の力持ちの今井さん。ありがとうキャラバンに向けて、とても気合いがはいっていたよね!
はい! 営業部所属ですが内勤のわたしにとって、ありがとうキャラバンはお客様にお会いできるとても貴重なイベントです。実は人見知りなので、日に日に緊張が増し、前日の夜は食事ものどを通らないほどでしたが、表に出ないわたしたちが、自分の言葉で直接お客様に感謝の気持ちを伝える良い機会なので、テンションを上げて行ってまいりました。

うなぎの町・津で感動の味に出会う

この日のセミナー会場は四日市でしたが、お仕事前の腹ごしらえということで、津にやってきました。

ここには社長の藤野が「ばかうま」と大絶賛していたうなぎのお店があるのです。うなぎの名産地というと浜松を思い浮かべてしまうのですが、ここ津市は全国屈指のうなぎの町で、平成18年に市町村合併があるまでは、うなぎの消費量、店舗数ともに全国一だったそうです。

関東では背から裂き、 まず白焼きにしてから蒸し、タレを付けて焼きますが、関西ではお腹側から裂き、タレを付けて直接炭火で焼き上げます。さばき方、焼き方の違いは、味や触感にも違いが出るのでしょうか…?? 興味津々です。

お邪魔したのは、地元で超有名、グルメサイトでも常に一番人気の「うなふじ」さんです。

毎日、オープンしてすぐに満席になり、お店の外には長蛇の列ができるそうです。わたしたちがお店に到着したときも、既に5組ほどのお客様が並んでいました。

お店から漏れてくる香ばしい煙に鼻をくんくんさせながら待っていると、すぐ後ろに並んでいた地元のおじさんが話しかけてきてくださいました。東京から仕事で四日市に来たけれど、評判のうなぎを食べるために津まで足を伸ばしたことを伝えると、「ここのうなぎは本当においしいんだよ!」と、誇らしげに教えてくださいました。

そんな話を聞いてしまったら、期待値もハラペコもMAXです!!

わたしたちは全員、うなぎ丼の「特」を注文しましたが、なんと2160円という安さ!東京で特上だったら3000円以上はするのではないでしょうか。

運ばれてきたうなぎ丼、ふたを開けた瞬間、皆で感嘆の声を挙げました。

どんぶりいっぱいに大きなうなぎが乗っていて、まんべんなくタレがかかっています。

皮はカリっと香ばしく、身は肉厚でふっくら! しかも、ごはんの中にまでうなぎが入っています。

あまりのおいしさに、最初は大騒ぎしていた私たちですが、すぐに誰も一言もしゃべらなくなり、黙々とうなぎを堪能したのでした。

嬉しそうな顔! 写真から感動が伝わってくるね!
ウワサに違わぬ感動のお味でした! 
ひとつだけ残念だったのは、肝焼きが完売していたこと。オープンとほぼ同時になくなってしまうのだそうです。次回は朝イチから並ぶことをお店の方に誓ってきました!

博物館で三重の奥深さを体感

次にわたしたちは、三重の文化について学ぶべく、津市にある三重県総合博物館を訪れました。愛称は、「Mie」の「Museum」なので、「MieMu」。2014年にオープンした、綺麗で明るく開放的な博物館です。

津で発見された化石から復元されたミエゾウ(三重の象)の全身骨格のレプリカや、雨量の多い気候によって生まれた豊かな森に生息する昆虫の標本の展示のほか、重要な公文書が閲覧できるコーナーや野外学習スペースやキッズスペースもあります。

今回、わたしたちは「三重が持つ多様性の力」がテーマの基本展示室を見学。三重の自然、気候、文化、歴史、産業など、三重の奥深さを知ることができます。

特にわたしが興味を引かれたのは、お伊勢参りの文化を紹介した一角です。

江戸時代、お伊勢参りは庶民の憧れでした。交通機関が発達していない時代ですから、江戸から伊勢神宮までは徒歩で約15日もかかったそうです。

そこで活躍したのが「御師(おんし)」と呼ばれる下級神職。伊勢神宮に所属し、参宮客のお世話と旅の案内をする、今でいうツアープランナーです。有力御師ともなると大きな屋敷を持ち、自分の家に参宮客を宿泊させたり、豪華な食事でおもてなしをしたりしていたそうです。さらに伊勢の御師は自ら全国を巡り、神宮への信仰とお伊勢参りの魅力を伝えることも仕事にしていました。

御師のうち最大の規模を誇ったのが、外宮の「三日市太夫次郎」です。屋敷の総床面積は約800坪にも及んだそうです。この壮大な屋敷全体を、30分の1程度の大きさで復元した模型が展示されていました。

長旅を経た参宮客がくぐる御師の門と玄関、参宮客がくつろぐ客間、参宮客が願人となって行われる神楽、伊勢志摩の自然の幸が集められ食膳の準備が行なわれている賑やかな台所……リアルで繊細なミニチュアに見入ってしまいました!

お伊勢参りってこんなに賑やかだったんだね!

今回の三重訪問でも伊勢神宮にも参拝したかったのですが、時間の関係で断念……。でもこの模型のおかげで、まるで江戸時代にお伊勢参りをしたような気分になれました!

初心者の方にも寄り添う仕事を

いよいよ今回の一番の目的である、ありがとうキャラバンセミナーです。四日市「じばさん三重」へと移動しました。
今井さんは入り口で受付をしてくれていたけど、どんな印象でしたか?
穏やかなお客様が多いなあという印象でした! 
お名前をお伺いすると、皆様、ニコニコしながらお答えくださりました。古くから全国からお伊勢参りにやってくる人々を受け入れてきた県民性なのかもしれませんね。初めてのありキャラで緊張していたわたしですが、皆様のおかげでリラックスすることができました!


あと、受付をしていたときに、向かいの会議室でセミナーをしていた会社の方が、ふらっとこちらにいらっしゃって「ひふみプラス持ってるよ」と気さくに声をかけてくださいました!

お話を伺ってみると、金融機関で取扱いを開始して間もない頃から、つみたてでご購入くださっているとのこと。ありがたいですね。最初のころは、利益を確認していたけれど、最近ではもうまったく気にしなくなったそうです。まさに「ほったらかし投資」で資産形成ですね!

セミナーの講師は吉原と岩立が務めました。

ありがとうキャラバンには、ひふみを長くお持ちで投信にも詳しい方、最近始めたばかりの方、口座開設を検討中の方など、様々なお客様がいらっしゃいます。

そのため、セミナー後の質疑応答タイムでは、かなり高度な質問をするお客様もいらして、そこに躊躇してしまって勇気が出ずに手を挙げられなかったという初心者のお客様がいらっしゃいました。

わたしたちは、お客様とどんなことでもお話ししていきたいと考えていますので、気になったことは何でも聞いてくださいね!

最後に内勤チームの飯塚とわたしからもご挨拶。

わたしからは自己紹介程度ですが、今やっている仕事のことをお話しました。

金融業界はレオスが初めてなので、入った当初は知識もほとんどなく、今でもわからないことがたくさんありますが、営業部のメンバーが皆やさしいので、助けてもらいながら毎日楽しく仕事ができています。

今回、直接お客様と接したことで、金融の知識がなかったわたしだからこそ、初心者のお客様の気持ちに沿った目線でわかりやすい資料作りを心がけていこう、と思いました。

金曜日の夜、小雨の降る中、お越しいただきました皆様に、あらためてお礼を申し上げます。
ありがとうございました!
またお目にかかれることを楽しみにしています。
(レポーター:パートナー営業部 今井 知美)