ステキなお金の使い方

教えてひふみろ

今回は、お金の使い方について“投資家が「お金」より大切にしていること“(著:藤野英人 星海社新書)の例を参考に考えてみましょうか。

お金の使い方についてかぁ

① 仕事の帰り道で

改札を出て自宅に向かう途中、なんとなくコンビニエンス・ストアに入りました。
特に何か購入するのが目的ではありません。日頃の癖で、なんとなくコンビニに立ち寄ったのです。
まずは、興味があるのかないのかわからないような雑誌を手に取り、パラパラとめくります。2、3誌手に取った後、次はドリンクコーナーに向かいます。
「そういえば、のど渇いたなあ」と思って、ペットボトルのお茶を手に取ります。昨晩は、ビールに手が伸びました。
飲み物だけだと口寂しいので、お菓子やつまみコーナーにも行って、物色します。
結局、ペットボトルのお茶2本とポテトチップスを買うことにしました。

② 休日の繁華街で

ずっと白いシャツが欲しいと思っていました。
ある日曜日、雑誌を読んでチェックしておいたファッションブランドのお店に行ってみることにしました。
お目当てのシャツはあったのですが、予想外に高くて、手が出ません・・・。
そこで、行きつけのお店にも寄ってみることにしました。白いシャツが置いてあるかどうかわかりませんが、そこのお店の服は色やデザインが自分の好みにぴったりなのです。
途中、格安店ものぞいてみましたが、どうもしっくりきません・・・。
そうして訪れた行きつけのお店には、着心地も形も納得のいくシャツが!
予算はちょっとオーバーしていたのですが、来月は節約することにして、購入することにしました。

どちらのお金の使い方がステキ?

コンビニの例と白いシャツの例を比較して、どちらのお金の使い方がステキだと思った?

白いシャツの方がステキだと思ったかなぁ。

どうしてそう思ったの?

コンビニの例は、なんだか無意識にお金を使ってしまっている感じがするな。
ぼくもよくやってしまうんだけど・・・。
それに対して白いシャツの例は、結果として予算オーバーになったけど、「これが欲しい!」と思ったモノに対してお金を使っているところがステキだなと思ったからかな。

なるほど。
そうだね。実は「何を考えてお金を使ったか」ということはとても大切なことなんだよ。

何を考えてお金を使ったかぁ。

意識してお金を使ってみよう

わたしたちが商品やサービスに対して使ったお金は、それらに関わった全ての人たちの給料となって生活を支えたり、新しい商品やサービスを世の中に提供していくために使われるんだよ。つまり、お金を使うということは、その商品やサービスに関わる全ての人たちを応援することと同じなんだ。

なるほど。

もちろん、コンビニでなんとなく買ったペットボトルも、その商品を提供している会社や提供してくれた人を応援することに繋がるんだけど、自分が応援したいと思っている商品や会社を意識的・積極的に応援していくことが、とても大切なんだよ。

なるほど。
明日から意識してお金を使ってみよう。